光学系ユニットの初めての冷却サイクル試験を実施しました。分光器の部品として低温で使用するレンズ、プリズム、グレーティング、鏡などの光学素子を、観測本番と同じ温度に冷やすことで、温度差によって割れたりコーティングが剥がれるなどの問題が起きないことを開発の早い段階で確認することを冷却サイクル試験といいます。今回の試験では、6つの光学系ユニットをNINJAクライオスタット内に設置し、運用予定温度の75K(-198℃)に冷却しました。室温に戻したあとの検査で、光学素子には特に問題がないことを確認しました。
